ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

ドローンが福島上空を飛び交うとどうなるだろう

 「アブラムが九十九歳になったとき【主】はアブラムに現れ、こう仰せられた。「わたしは全能の神である。あなたはわたしの前を歩み、全き者であれ(創世17:1)。
 2017年1月10日の福島民報には、「ドローン、ロボット同時運行 一元管理技術開発へ」という見出しの記事がありました。

 その研究拠点が南相馬市原町区の海沿い、3・11で津波被害の大きかった所に建設されます。
 これは今経済産業省<
span class="deco" style="font-weight:bold;">が特に力を入れている、福島浜通りの国際研究産業都市構想の柱の一つとなっています。既にSPYBOYさんが「80年代以降 経産省のそういうプログラムは殆ど失敗しています」と予言しておられます(http://d.hatena.ne.jp/hatehei666/20160804/1470316600 のコメント欄で)。私もそうあって欲しいと思います。
 でも記事を見ながらつらつら考えたのは、その「福島ロボットテストフィールド」の実験途上で何か起きるかという事でした。
 ちょっと長いですが、記事をコピーすると以下の通りです。書き出しから穏やかではありません。「物流やインフラ点検、災害対応の各分野への小型無人機『ドローン』とロボットの導入を進めるため、複数機の同時運行を可能にする安全管理システムや衝突回避技術の開発」とフォントを大きくして示しています。次いで「空や陸、水中の運行ルート上で障害物や風雨などの影響を最小限にとどめながら安全に運行管理できるよう技術を確立する…複数のドローンやロボットが物資輸送、橋やダムなどのインフラ点検、河川氾濫や土砂崩落など災害時の撮影・計測、監視業務などで同時に稼働した場合、どのような障害が起きるのかを検証し安全策を講じる…具体的には、衛星利用測位システム(GPS)などを活用し、ドローンやロボットの現在地、出発時刻や目的地への到着時刻などをモニター上に映し出し、航空機の管制塔のように一元的に管理できるようにする。ドローンの衝突回避技術については、事前に設定した飛行ルートに突然現れた小動物や別のドローンなどとの接触が課題となるため、自動制御機能で衝突を回避する技術などを開発し、運行の安全性を高める」。
 これは一体どういう事でしょうか。これから特に空を行き交う事になる、複数のドローン同士の衝突を回避する安全技術の開発を、繰り返し強調しているのではありませんか。それは直ちに航空機同士の衝突事故を連想させます。ネットで検索すると、スペイン領カナリア諸島のうちテネリフェ島にあるロス・ロデオス空港の滑走路上で、1977年2機のボーイング747型機同士が衝突し、乗客乗員合わせ583人が死亡した史上最悪の航空機事故の記事が見つかります。

 勿論ボーイング・ジャンボジェット機とドローンは大きさにおいて比較になりません(笑)共通しているのは「管制塔」であり、そのミスという事です。人間は神と違い、全知全能ではありません。その技術に限界があり、ヒヤリ・ハットだけで済まず、実際空において複数機の衝突により、地上の建物や人々にどんな損傷をもたらすか分かりません。
 そういう事を経済産業省をはじめとする開発の技術者たちは知り抜いていると推測します。昨年沖縄沖に米国の垂直離着陸輸送機オスプレイが墜落した時、沖縄だけでなく全国で非難の声が上がりました。ですからドローン同士の衝突で、地上に影響を与えたら皆激怒するに違いありません。おそらくイノベーション・コーストなる構想そのものが頓挫するでしょう。
 そういう危険を回避するには、狭い日本のどこで実験するのが妥当なのか?それこそ又しても福島です。3・11の津波浜通りの低地は壊滅的な状態に陥り、今も人が住めない地域が多くあります。さらに放射能で汚染された、帰還困難区域などの広大な山林があります。そういう危険性を最小限で抑えるには、福島がもってこいです。この構図何かに似ていませんか?そう福島が危険性を伴う第一原発・第二原発建設にふさわしいという構図です。
 政府・経産省などはそんな事を画策しています。私のいわき勿来の上空はたぶんテストフィールドから飛び立ったドローンのテストコースとなるでしょう。音もなく複数のドローンが空を行き交い、遂には落下する…。
 こんな考え方は大げさであり、杞憂であるなら幸いです。そんな馬鹿な事をと笑っている方々の率直なご意見を聞かせて下さい。