ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

バビロンの王ネブカデネザルと安倍首相

 …ベルテシャツァル(=ダニエル)は答えて言った。「わが主よ。どうか、この夢があなたを憎む者たちに当てはまり、その解き明かしがあなたの敵に当てはまりますように。あなたがご覧になった木、すなわち、生長して強くなり、その高さは天に届いて、地のどこからも見え、その葉は美しく、実も豊かで、それにはすべてのものの食糧があり、その下に野の獣が住み、その枝に空の鳥が宿った木、 王さま、その木はあなたです。あなたは大きくなって強くなり、あなたの偉大さは増し加わって天に達し、あなたの主権は地の果てにまで及んでいます。しかし王は、ひとりの見張りの者、聖なる者が天から降りて来てこう言うのをご覧になりました。『この木を切り倒して滅ぼせ。ただし、その根株を地に残し、これに鉄と青銅の鎖をかけて、野の若草の中に置き、天の露にぬれさせて、七つの時がその上を過ぎるまで野の獣と草を分け合うようにせよ。』王さま。その解き明かしは次のとおりです。これは、いと高き方の宣言であって、わが主、王さまに起こることです。あなたは人間の中から追い出され、野の獣とともに住み、牛のように草を食べ、天の露にぬれます。こうして、七つの時が過ぎ、あなたは、いと高き方が人間の国を支配し、その国をみこころにかなう者にお与えになることを知るようになります。ただし、木の根株は残しておけと命じられていますから、天が支配するということをあなたが知るようになれば、あなたの国はあなたのために堅く立ちましょう。それゆえ、王さま、私の勧告を快く受け入れて、正しい行いによってあなたの罪を除き、貧しい者をあわれんであなたの咎を除いてください。そうすれば、あなたの繁栄は長く続くでしょう。」このことがみな、ネブカデネザル王の身に起こった。十二か月の後、彼がバビロンの王の宮殿の屋上を歩いていたとき、王はこう言っていた。「この大バビロンは、私の権力によって、王の家とするために、また、私の威光を輝かすために、私が建てたものではないか。」このことばがまだ王の口にあるうちに、天から声があった。「ネブカデネザル王。あなたに告げる。国はあなたから取り去られた。あなたは人間の中から追い出され、野の獣とともに住み、牛のように草を食べ、こうして七つの時があなたの上を過ぎ、ついに、あなたは、いと高き方が人間の国を支配し、その国をみこころにかなう者にお与えになることを知るようになる。」このことばは、ただちにネブカデネザルの上に成就した。彼は人間の中から追い出され、牛のように草を食べ、そのからだは天の露にぬれて、ついに、彼の髪の毛は鷲の羽のようになり、爪は鳥の爪のようになった。その期間が終わったとき、私、ネブカデネザルは目を上げて天を見た。すると私に理性が戻って来た。それで、私はいと高き方をほめたたえ、永遠に生きる方を賛美し、ほめたたえた。(ダニエル4:19−34)。画像左下ネブカデネザル


 引用が長くなりました。すみません。
 今ブログ仲間の皆様は相当なストレスに悩まされていることでしょう。安倍首相という、歴代自民党首相の中でも、とりわけ独裁主義的色彩の強い人が政治を意のままに動かしているからです。
 私が引用したダニエル書の実在人物バビロン王ネブカデネザルも、そのような人でした。預言者ダニエルは「あなたは大きくなって強くなり、あなたの偉大さは増し加わって天に達し、あなたの主権は地の果てにまで及んでいます」と言いました。王自身も「この大バビロンは、私の権力によって、王の家とするために、また、私の威光を輝かすために、私が建てたものではないか」と言いました。
 安倍首相も同じです。自分自身を神のように見做し、その威光を日本国中に輝かせ、独裁的な権力を行使しています。
 この二人に共通しているのは、天におられる「いと高き方」に無知で、自分を全能者のように思った事です。
 しかし天の神が「人間の国を支配し、その国をみこころにかなう者にお与えになる」のです。だから誇り高ぶり、御心を損ねた王は引きずり降ろされました。ダニエル書の特異な記述は、リカントロピーという精神病のためだそうですが、今はそれを省きます。
 王は打ちのめされ、へりくだり、神の主権を認めたので、神は再び彼を王位に戻されました。彼が主のみこころである「貧しい者をあわれ」む事を実行したのは、間違いないでしょう。
 安倍首相の独裁は現在進行中です。彼が天の神によって首相の座から引きずりおろされるかどうかは不明です。
 ルーマニアにかつてチャウシェスクという独裁政治家がいました。意のままに信徒を迫害しました。しかしその政権は即座に崩壊しました。それは地下に潜った信徒たちの熱心な祈りから始まったからだそうです。
 私もまずは祈る事から始めたいと思います。ストレスを溜め込み、塞ぎこむと健康にもよくありません。「風にそよぐ葦」であってはいけませんが、全能者への祈りは、時かなって必ず成就すると信じるからです。
 だから少しでもプラス志向で生きたいです。もう召天が近い者に、若い頃の「力による訴え」はふさわしくありません。批判ばかりの暗い記事を書いても、あまり益になりません。命を縮めるだけです。
 これからは暗い事に捕らわれず、視点を変え上向きの思考でブログを書いてゆくつもりです。ご理解のほどを。