ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

山形県のキノコから放射能上限超えたもの見つかる

 「また、朽ちることも汚れることも、消えて行くこともない資産を受け継ぐようにしてくださいました。これはあなたがたのために、天にたくわえられているのです」(ペテロ第一1:4)。
 2018年12月12日の東京新聞サイトに、「規制外の山からセシウム 山形で採取、出荷のキノコ」という見出しの記事があった。
 福島第一原発事故による放射能汚染については、山形県からの情報はあまりなかった。山形市から東南15キロほどの所に、スキーで有名な蔵王山がある。福島第一原発から100キロ以上離れている。その蔵王地区で採れ店に並んだ野生キノコの一種サクラシメジから、キログラム当たり基準値100ベクレルを超えるセシウム137が検出されたというのだ。別の調査でその付近にあった別の野生キノコを調べて見ると、キログラム当たり147ベクレルあったそうだ。さらに別の情報では300ベクレル検出されたものもあった。
 それを受けて山形市では、基準値を超えた野生キノコ全ての出荷自粛を要請した。
 元々野生キノコが放射性セシウムを土壌から吸収蓄積するという情報はあった。2018年年5月段階で、いわき市でも野生キノコは出荷が制限されている。
 再度山形県の3・11以後の放射能の流れを考えてみる。福島県で最も深刻だった飯館ルートでは、3月15日風向きが変わって、山形方面に向わず、福島、郡山、日光を通って群馬県に達した。ちなみに私が浴びたのは3月21日の柏ルートである。
 それらに対して3月20日の一関ルートというのがあったそうだ。これは知らなかった。それが山形市を北上して、岩手県の一関にまで達したようだ。この時山形市蔵王の森林は広範囲に汚染されたと推測される。
 結局上記聖句を適用すると、朽ちることも、汚れることも、消えてゆくこともある資産を、私たちは福島原発事故から受け継いでしまったのだ。幾ら当局が除染したから大丈夫だと強弁しても、事実は残る。
 キノコの栄養価は高い。風邪を引いた時、干しシイタケを煎じて飲み、布団に包まっていると、熱が下がる。
 だからもう汚染されてしまったものは、内部被ばくも辞さない、自家消費志向の人の自己責任で食べるという事になる。半減期30年のうちの8年経過だけだから、将来被ばくで起こり得る病気が怖い人は、一切食べないほうが良いし、当局も隠さず正直に実情を公表して欲しい。