ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

台風19号といわき市中心部平の被害

「【主】はこう言われる。『見よ。北から水が上って来てあふれる流れとなり、地とそこに満ちているもの、町とその住民を押し流す。人々はわめき、地の住民はみな泣き叫ぶ』」(エレミヤ47:2)。

私の住むいわき市は台風19号の直撃を、10月12日の真夜中に受け、大小河川が堤防決壊などで満ち溢れた。中心部の平では夏井川、好間川、新川など軒並み浸水し、特に夏井川では、磐越東線赤井駅に近い下平窪地区あたりで堤防を決壊させ、2メートル位の浸水になったそうだ。文字通りの水没で死者も数名出ている。

残念ながら平浄水場はこの下平窪地区にあり、現在広範囲に断水状態が続いている。水が引いてもこの有様だ。水が出ないというのは実際大変な事である。所属教会の会員数名も、この断水の為に避難を余儀なくされ、復旧まで教会のアパートなどに一時的に移って来ている。

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私の所属教会はこの赤井地区において、1階がほぼ水没した別の教会の復旧支援に行った。飲料水の入ったペットボトルや、掃除用のポリタンなど、3台の車に一杯積み込み出発した。そして到着すると直ぐ、泥をかぶった楽器や什器、そして内壁、床などを水拭き→消毒液→乾拭きという順序で、念入りに拭いていった。断水なので、粉塵が空中を舞い、マスクが必須だった。

17名で一斉に作業を始め、約3時間位でだいたいの所は終えた。私は体調が芳しくなく、重いモノは持てないが、周囲は勝手知っている教会員がほとんど、いたわってくれるので、その中での作業はマイペースでやる事が出来た。これは有り難い事だった。

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とにかく周囲の家々は水が出ないので、他の救援物資に加え、水を運び込むというのが、ボランティアの活動の主要な部分を占めた。ライフラインとよく言うが、この断水状態、今度の台風がもたらした災害でも、特筆されるべき事態だった。1日で復旧ではなく、何週間も予測された。普段2~3日の水の備えは出来ても、それ以上はなかなか大変である。

さらに水が出なければ、泥に浸ったものを洗う訳にもゆかず、ごみ出し場に持ち込むしかない。トイレの下水が逆流したという情報も多いから、衛生面からそうせざるを得なかったのだろう。このごみの山は、分別して処理するのに2~3年はかかるそうだ。

平の高校に通う娘さんがいて、知り合いもそこや好間に多くいる隣人と話をしたが、この勿来で被害らしきがほとんどなかったのは、不幸中の幸いとしか言いようがない。

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