ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

よく相談しないと計画は倒れる

「よく相談しなければ、計画は倒れる。多くの助言者によって、それは成功する」(箴言15:22)。

国の長が辞める理由の主たるものは、指定難病「潰瘍性大腸炎」の為、これ以上執務が続けられないという事だそうだ。

それはそうだろう。私自身は大腸の上行結腸の炎症(クローン病疑い)で、1989年手術した。おなかのひどい痛みで苦しみ、大阪の茨木市から神奈川の最初の執刀医のいる病院まで、車で駆け込んだ記憶がよみがえる。無謀にもよく車でと反省した。

しかし実情はそんな事ではない。Aは通称モリカケ・桜に、コロナのマスク、ごく最近では黒川弘務東京高検検事長の定年延長問題など、あるとあらゆる不正を独断で行って来た。国民の怒りは頂点に達していたが、全て真摯な回答を拒否した。

バビロンの王ネブカドネツァルは「この大バビロンは、王の家とするために、また、私の威光を輝かすために、私が私の権力によって建てたものではないか」(ダニエル4:30)と言ったが、Aもそれを目指していただろう。独裁者として戦後の平和国家を潰し、憲法を改悪し、日本を戦争の出来る国にする。何と恐ろしい企みだった事か。

そのように一人奢り高ぶると、上記聖書箇所にあるような、良い相談者、多くの助言者がなおざりにされたり、無視されたりする。まして自分と意見の合わない者からの貴重な助言は、真っ向から反論する。対抗馬も潰そうとする。

それに対して国民は黙っていなかった。私は神への祈りによって「みこころでないなら、引きずり降ろして下さい。でもみこころが成りますように」と祈り続けて来た。大阪などではnankaiさんのブログにあるように、Aやめろ!という執拗なデモが繰り返し実行され、退陣が要求された。そうした全国のありとあらゆる抗議行動(無言のつぶやきも含め)がAを倒したのだ。まるで60年安保で、彼の祖父が国会を取り巻く壮大なデモにより退陣を余儀なくされたのと同じように。私自身は執り成しの祈りに、神が介入されたと信じる。「これは、いと高き方が人間の国を支配し、これをみこころにかなう者に与え、また人間の中の最も低い者をその上に立てることを、いのちある者たちが知るためである」(ダニエル4:17)。

繰り返すが、Aは身近に本気で相談に乗る人を置かず、「敵」を含めた各界の助言者たちの忠告に耳を傾けなかった。それを踏まえての後継者養成なんて眼中になかった。裸の王様の結末はみじめなものだ。

「人の子よ。あなたは反逆の家の中に住んでいる。彼らは見る目があるのに見ず、聞く耳があるのに聞こうとしない。彼らが反逆の家だからである」(エゼキエル12:2)。

しかしAが辞めたからといって油断は出来ない。この終末の時代次々と横暴な者たちが登場するからだ。心静めて神に全てを委ねる他ない。