ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

幕内秀夫流粗食法の勧め

 「一切れのかわいたパンがあって、平和であるのは、ごちそうと争いに満ちた家にまさる」(箴言17:1)。
  図書館で幕内秀夫氏の『バランスのいい食事が老化の原因だった』という本を借りて読みました。
 血糖値が高めなので、米、うどん、スパゲッティ、ジャガイモなどを含む、いわゆる糖質制限食を実行し続けるうちに、午前はとにかく、午後・夜と野菜をたくさん食べながら、どうしてもカロリー不足で、就寝前にいろいろ「ドカ食い」してしまう事への反省からです。

 この本は2006年刊行ですが、それ以後幕内氏の考えが変わった事は聞いていません。近著『「粗食」のきほん』は、他の二人の方との共著で、まだ図書館から届いていませんが、皆さん同じ考え方でしょう。即ち粗食のすすめです。左の本のような糖質を制限する食事とは異なります。右図幕内氏。

 とはいえ、粗食とは粗末な食事の事ではありません。日本で昔から実践されていたご飯、みそ汁、漬物という「最強トリオ」を主体にした食事で、それに煮物、和え物、おひたしを加えただけの簡素な食事を指します。

 幕内氏は「砂糖と油を減らして、ご飯をたっぷり食べるほうが、健康にもダイエットにもいい方法である事は、疑いようがない」と、豊富な臨床で裏付けられた事実を確信して啓蒙しています。
 それは玄米等でなく白米でも一向に構わず、とにかくたっぷり食べれば、その炭水化物でエネルギーが十分足りて、脂肪やタンパクを多く含む副食は必要でなくなります。そばやうどんは満腹感が得られず、それに沿うおかずは、天ぷらなどのように油を多く含んだものとなり、効果はマイナスです。
 では果物はどうかと言いますと、幕内氏はバナナを勧めています。ご飯に近い構成だからです。どうしても一回食べないと頭がおかしくなるという方には、ケーキのような油づくめのものでなく、ブラックチョコや和菓子がお勧めです。でもそれらは最小限にし、あくまで主食としての季節の野菜を選び、漬物、和え物、お浸し、温野菜にすれば、その種類や量も多くなり、ただマヨネーズやドレッシングをかけて生で食べるより効果が抜群になります。とりわけぬか床を作り、漬物を十分に摂取するのが最上だそうです。あと付け足すとしたら、焼き海苔、煮豆、小魚の佃煮程度で文句なしです。最後に水分として番茶を主体とする日本茶という事になります。
 そうすれば便秘も解消、油やタンパクだけの食事、砂糖のとり過ぎによる老化や冷え症も解決出来るそうです。
 これでエネルギーと栄養が十分摂れて、全く心配不要。繰り返しますが、米という主食を減らすと、油で補う事になるので良くありません。極端な場合、昼飯としてコンビニでおにぎりとお茶だけでも足ります。
 幕内氏の方法、どこまで正しいかなんとも言えませんが、この頃経験的にその正しさが何となく分かって来ました。皆様は如何ですか?